窯業系サイディングは、セメントと木材繊維などを混ぜ合わせて板状に加工した外壁材です。
比較的安価で、耐火性や耐震性にも優れているため、倉庫の外壁材として広く利用されています。
ただし、紫外線による劣化に弱く、定期的なメンテナンスが必要となる場合があります。
金属系サイディングは、主に鋼板やアルミなどの金属を素材とした外壁材です。
軽量で耐久性が高く、コストパフォーマンスに優れている点が特徴です。
特に角波サイディングは倉庫で多く用いられ、雨風への耐久性も高いです。
ただし、錆びやすいというデメリットがあり、適切な塗装やメンテナンスが必要です。
モルタルは、セメント、砂、水などを混ぜ合わせて作る外壁材です。
高い耐火性を持ち、火災リスクの高い倉庫にとって重要な特性です。
また、デザインの自由度が高く、左官仕上げなどによるこだわりの外観も実現可能です。
一方、防水性が低いため、定期的な塗り替えが必要です。
ALC(軽量気泡コンクリート)は、軽量で高強度、耐震性・耐久性に優れた外壁材です。
断熱性や遮音性にも優れており、倉庫の環境を快適に保つのに役立ちます。
高層ビルなどにも使用されるほど耐久性が高いですが、施工費用は高めです。
セメントと繊維を混ぜて波形に成型した波形スレートは、耐久性、耐火性、遮音性に優れ、コストパフォーマンスも良い外壁材です。
特に小波スレートは倉庫の外壁材として多く使用されています。
ただし、古い製品にはアスベストが含まれている可能性があるため、注意が必要です。
6: その他外壁材(樹脂系サイディング、木質系サイディングなど)
樹脂系サイディングは、耐候性、耐久性に優れ、メンテナンスコストを抑えられる一方、デザインのバリエーションは少ないです。
木質系サイディングは、天然木の風合いを生かした外壁材ですが、耐火性や耐水性が低く、メンテナンス頻度が高くなります。
タイルは耐久性、意匠性に優れますが、高価で施工も複雑です。