マンション外壁の下地補修工事とは?費用や種類と必要なケースを解説

query_builder 2024/11/20
お知らせ

マンションの外壁は、建物の顔であり、雨風や紫外線から大切な住居を守ってくれる大切な部分です。
しかし、経年劣化によってひび割れやモルタルの浮きなど、さまざまな劣化症状が現れることがあります。
放置すると、建物内部への雨水浸入や、さらなる劣化につながる可能性もあるため、適切な修繕が必要です。
そこで、この記事では下地補修についてわかりやすく解説していきます。

□下地補修工事とは?なぜ必要なのか

マンションの外壁の修繕において、下地補修工事は非常に重要な役割を担っています。
これは、塗装や外壁改修を行う前に、コンクリートやモルタルのひび割れや傷などを補修する工程のことです。

1:下地補修工事の目的は、美しい仕上がりを実現することと、塗膜の耐久性を高めることです。

2:ひび割れや傷を放置すると、そこから雨水などが浸入し、建物内部にまで影響が及ぶ可能性があります。

また、塗装してもすぐに剥がれてしまうなど、修繕の質が低下する原因にもなります。

3:下地をしっかりと補修することで、外壁の美観を保ち、建物の寿命を延ばすことにつながります。

□下地補修工事の種類と費用

下地補修工事には、さまざまな種類があり、それぞれの特徴や費用が異なります。
ここでは、代表的な工法とその費用について解説します。

1:フィラー処理工法

・微細なひび割れ(ヘアクラック)を対象とする工法です。
・ひび割れにペースト状の材料を埋め込み、表面を平滑にします。
・費用は、300円~400円/平方メートル程度と比較的安価です。

2:エポキシ樹脂低圧注入工法

・0.3mm以上の比較的大きなひび割れに適した工法です。
・ひび割れ内部にエポキシ樹脂を注入し、亀裂を塞ぎます。
・費用は、3,500円/平方メートル程度です。

3:Uカットシーリング工法

・1.0mm以上の大きなひび割れを対象とする工法です。
・ひび割れ部分をU字型にカットし、シーリング材を充填します。
・費用は、2,000円~2,500円/平方メートル程度です。

4:エポキシ樹脂アンカーピンニング工法

・モルタルの浮きを補修する工法です。
・浮いた部分に穴をあけ、エポキシ樹脂を注入して固定します。
・費用は、部分補修で300円~500円/穴、全面補修で5,000円~8,000円/平方メートル程度です。

5:モルタル充填工法

・鉄筋の爆裂や欠損部分を補修する工法です。
・欠損部にモルタルを充填し、元の形状に復元します。
・費用は、1,200円~3,000円/箇所です。

□まとめ

下地補修工事は、マンションの外壁の耐久性や美観を維持するために欠かせない工程です。
ひび割れやモルタルの浮きなどの劣化症状を放置すると、建物への悪影響が大きくなるため、早期の補修が重要です。
下地補修工事には、さまざまな種類があり、それぞれの工法によって費用や適用範囲が異なります。
マンションの劣化状況や予算に合わせて、最適な工法を選択することが大切です。
専門会社に相談し、適切な修繕計画を立てましょう。

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