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2025/02/01
外壁のひび割れ放置は危険！種類別の原因と適切な補修方法を解説
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2024/10/12
お知らせ
築年数が経つにつれて、愛着のあるマイホームにも、様々な変化が現れてくるものです。
その中でも、外壁のひび割れは、見た目の悪化だけでなく、放置すると深刻な問題に発展する可能性を秘めているため、多くの家主さんを悩ませる問題の一つです。
□外壁のひび割れの種類と原因
外壁のひび割れは、その原因や深刻度によって適切な対処法が大きく異なります。
まずは、外壁のひび割れの種類と、それぞれに考えられる原因について詳しく見ていきましょう。
1: 塗膜表面に発生する【ヘアークラック】
ヘアークラックは、外壁の塗膜表面に発生する、幅0.3mm以下、深さ4mm以下の細いひび割れのことです。
主に、紫外線や雨風による塗膜の劣化が原因で発生します。
経年劣化によるヘアークラックは、建物の構造に影響を与えることはほとんどありません。
しかし、ひび割れから雨水が浸入し、下地の木材や鉄筋を腐食させる可能性もあります。
2: 外壁本体に発生する【構造クラック】
構造クラックは、外壁本体のコンクリートやモルタルに発生する、幅が広く、深いひび割れのことです。
地震や地盤の沈下など、外力によって発生することが多く、建物の構造に影響を与える可能性があります。
放置すると、雨漏りや建物の倒壊に繋がる危険性もあるため、早急な補修が必要です。
3: その他の種類
ヘアークラックや構造クラック以外にも、外壁に発生するひび割れには、以下の種類があります。
・乾燥クラック
コンクリートやモルタルが乾燥する際に発生する、幅が狭く、浅いひび割れ。
・縁切れクラック
外壁の継ぎ目に発生する、幅が広く、深いひび割れ。
・開口クラック
窓やドアの周辺に発生する、幅が広く、深いひび割れ。
これらのひび割れは、それぞれの原因や性質によって、適切な補修方法が異なります。
□放置するとどうなる？外壁のひび割れが招く５つのリスク
外壁のひび割れは、一見、小さな問題のように思えるかもしれません。
しかし、放置すると、雨漏りや建物の耐久性低下、カビやシロアリの発生など、深刻な問題を引き起こす可能性があります。
1: 雨漏りにつながる
ひび割れから雨水が浸入すると、最初は外壁内部に溜まります。
しかし、時間が経つにつれて、雨水は下地の木材や鉄筋を腐食させ、最終的には室内にまで浸透し、雨漏りを引き起こす可能性があります。
2: 建物の耐久性が減少
ひび割れから浸入した雨水は、外壁内部の構造体を腐食させます。
特に木造住宅の場合、木材の腐食は建物の強度を著しく低下させ、地震や強風などの外力に対して脆弱になります。
3: カビやシロアリの発生
外壁のひび割れから浸入した雨水は、湿気を帯びた状態を作り出し、カビやシロアリの発生を招きます。
カビは健康被害を引き起こすだけでなく、建物の構造材を腐食させます。
シロアリは、木材を食い荒らし、建物の強度を著しく低下させるため、放置すると建物の倒壊に繋がる危険性があります。
4: 美観の低下
外壁のひび割れは、見た目に悪影響を与え、建物の美観を損ないます。
ひび割れが目立つことで、建物の印象は古く、老朽化したように感じられ、資産価値の低下にも繋がります。
5: 修繕費用の増加
外壁のひび割れを放置すると、将来的に大規模な修繕が必要になる可能性があります。
ひび割れが進行すると、補修範囲が広がり、費用も高額になるため、早期の補修がおすすめです。
これらのリスクを踏まえると、外壁のひび割れは決して軽視できない問題であることが分かります。
□まとめ
外壁のひび割れは、その種類や原因によって適切な対処法が異なります。
ヘアークラックは、建物の構造に影響を与えることはほとんどありませんが、放置すると雨水が浸入し、下地の腐食に繋がる可能性があります。
一方、構造クラックは、建物の構造に影響を与える可能性があり、放置すると雨漏りや建物の倒壊に繋がる危険性もあるため、早急な補修が必要です。
外壁のひび割れは、放置すると様々なリスクを招くため、早めの点検と適切な対処を行うことが大切です。
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