サイディングの浮きや反りはなぜ起こる?放置しても大丈夫?

query_builder 2023/11/16
お知らせ
「外壁のサイディングが浮いているけど、大丈夫だろうか」
「サイディングが浮いたり反ったりしているが、何か原因があるのだろうか」
サイディングは年月の経過とともに劣化は避けられないものですが、劣化の進行の中で、サイディングに浮きや反りが生じてしまうことがあります。
今回は、こうした浮きや反りが生じる原因や、放置するとどうなるかについて解説します。
外壁の劣化が気になってきたという方は、ぜひ最後までご覧ください。

□サイディングの浮きや反りの原因は?

1.防水性の低下と吸水
サイディングの浮きや反りは、防水性の低下が大きな要因となります。
特に窯業系サイディングに使用されるセメントは吸水性が高いため、外壁の塗膜が劣化して防水性が失われると、サイディングボードは水分を吸収します。
この吸水による膨張が、浮きや反りを引き起こすのです。

2.コーキング・シーリングの劣化
サイディングボード同士の目地(継ぎ目)は、コーキングやシーリングと呼ばれる接着剤で埋められています。
このコーキングが劣化すると、隙間から水分が浸入し、サイディングボードが吸水して膨張します。
劣化が進むと、この現象はさらに悪化し、最終的には浮きや反りが発生します。

3.側面・裏面からの吸水
サイディングボードの側面や裏面は、通常塗装されていないため、素材がむき出しになっています。
湿度の高い季節や地域では、これらの部分からも水分を吸収する可能性があります。
特に梅雨時には、この吸水が加速し、浮きや反りのリスクが高まるのです。

□サイディングの浮きや反りを放置するとどうなる?

*元に戻せない・張り替え工事を行うことに

一度浮きや反りが発生すると、その状態を元に戻すことはほぼ不可能です。
サイディングボードは硬いセメントでできているため、力をかけても元の形には戻りません。
状態がひどいと張り替え工事が必要となりますが、これには大きな費用と時間がかかってしまいます。

*建材の劣化と雨漏り

浮きや反りによって生じた隙間からは、水が直接浸入します。
水の侵入が原因で、内部の木材が腐ったり、建材が劣化したりする可能性があります。
さらに、雨漏りが発生すると、家全体の強度が低下する危険性もあります。

*緊急性の高い対処が必要

サイディングの浮きや反りは、劣化症状の中でも特に緊急性が高いものです。
早急に塗装メンテナンスを行い、さらなる劣化を防ぐ必要があります。
見つけた場合は、一日も早く専門の塗装会社に点検を依頼することが、家の健康を保つためにも重要です。

□まとめ

今回は、サイディングの浮きや反りの原因と、それらの重大さについて解説しました。
浮きや反りは劣化がかなり進行した状態だと言えます。
そのまま放置しておくと建物に深刻なダメージが及んでしまうことも考えられるため、浮きや反りを見つけた場合は早急に当社のような外壁のプロに相談しましょう。

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