外壁をカバー工法で補修するメリット・デメリットは?

query_builder 2023/11/01
お知らせ
多くの家庭で外壁のリフォームや塗装を検討する際、カバー工法という言葉を耳にすることが増えてきました。
このカバー工法は、従来の外壁塗装や張替えとは異なる方法で、特にコストや工事期間の短縮というメリットから注目を集めています。
しかし、一方でデメリットも存在するため、その特徴や利点、欠点をしっかりと理解することが大切です。
そこで今回は、カバー工法のメリットとデメリットをご紹介します。

□カバー工法で外壁を補修するメリット

1.張り替えよりも安い
カバー工法の最も大きなメリットとして、張替えに比べてリフォーム価格が安くなる点が挙げられます。
カバー工法では既存の外壁を撤去する作業が不要であるため、約20万円程度のコスト削減が期待できます。
この差額は、家計にとって大きな負担軽減となります。

2.工事期間が短い
カバー工法のもう1つの大きなメリットは、工事期間の短さです。
外壁塗装や張替えと比較しても、カバー工法の工事期間は短い傾向にあります。
工事による騒音や車両の出入りが発生する期間や生活の中断期間も短くなるため、工事期間中のストレスを軽減できます。

3.断熱性・遮音性に優れている
さらに、カバー工法は既存の外壁に新しい外壁素材を追加することで、断熱性や遮音性が大幅に向上します。
これにより、冬の寒さや夏の暑さ、外部の騒音から守られ、より快適な室内環境を実現できます。

□カバー工法で外壁を補修するデメリット

1.建物内部の劣化は修繕できない
カバー工法のデメリットの1つとして、建物内部の劣化に対する修繕が行えない点が挙げられます。
これは、カバー工法が外壁の表面のみの補修であるためです。
そのため、建物内部が劣化している場合は、張り替えが必要となり、その際のコストや工事期間が増加するリスクがあります。

2.カバー工法後の修繕費用が高額になる
次回のリフォームを行う際、カバー工法を再度適用しようと思っても、それはできません。
一度カバー工法で外壁の補修を行うと、次回のリフォームは張り替えとなり、その際の費用が高額になる可能性があります。
この点を考慮して、長期的なコストを見越してリフォーム方法を選択することが必要です。

3.耐震性が低くなる
カバー工法により建物の重量が増加するため、耐震性が低下するリスクがあります。
しかし、建物が国の耐震性の基準をクリアしていれば問題はありません。
それでも、地震の多い日本において、この点を十分に考慮することは大切です。

4.内部結露のリスク
カバー工法を正しく施工しないと、内部結露が発生する恐れがあります。
この内部結露は、建物の劣化を早める原因となります。
そのため、経験豊富な業者に依頼することが重要です。

□まとめ

カバー工法は、外壁リフォームにおいて多くのメリットを持つ一方で、デメリットも存在します。
今回の内容を通じて、カバー工法の特徴や利点、欠点を深く理解していただけたら幸いです。
外壁リフォームを検討する際は、これらの情報を参考にして、最適な方法を選択してください。

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